ふわふわコットンテイル

だいぶ前にテレビで、針を作る職人さんのことを見ました。
私も針はよく使うし、興味津々みていたのですが、
日本の職人さんの作る縫い針は
細部まで考えて作られていて、
とても使いやすいのだそうです。
針ってそれ自体がとても小さなものだし、
単純な造りに見えがちですが、
穴の大きさから針先の形まで
抜いやすさ、丈夫さを考えて作られているそうです。

日本の職人さんはすごいなぁ、と感動しました。
そんなふうに作られた針、
小さくて安価なものですが、
大事に使いたいな、と思います。


たまたま昨日、針が1本さびているのを見つけたので
新しい針を足そうと買い置きの分を出しました。

　　

これって・・・とってもかわいい包み。
取り出すとき、手つきもなんだか丁寧になってしまいました。
これはだいぶ前に、那覇の市場の奥の店じまい間近だった手芸店で
安くなっていた針なんです。
私はそのとき、刺しゅう針のサイズが大きいから
あんまり使わないかな～と思いつつ、
この包みのかわいさに惹かれて買ったことを思い出しました。
これはたぶん、工場で作られたものだと思うけれど、
それでも針のチェックや包みや、なんらかの工程で
きっとこの道〇年、などのベテランさんが関わっているはず。
そんな想像までしてしまいました。
もちろん、まだ普通に売っているものだけれど、
同じメーカーでもこの包み↓と全然違う・・・。

　　　


こっちだと針の大きさ、太さが一目瞭然で
とってもわかりやすいし失敗なしなので
それはともていいところなんだけど・・・。
　　

でもあのかわいい包みは、ただ「針を出す」というだけのことに
楽しみをくれたというか・・・、
必要な道具を取り出しただけなのに、
かわいいものを見るとやっぱり人は嬉しくなるものなんだな、と
思えました。

よし、私もかわいいもの、たくさん作れるようがんばります！