ばらばら!

2010年04月13日/ よもやまばなし。

いま、夜中の1:59。アイロンが壊れました。
ちゃんと熱くなったかなー、とお試しに
洗い立てのコースターにアイロンがけして、
いよいよ明日着るワンピースに取り掛かろう、としていたときでした。
よし、と持ち上げたら、見事にばらばら…。
 
こちらが、そのアイロンです。

  ばらばら!

潔く諦められるくらい、見事にばらばらになってました!

けれどこのアイロンはかなり頑張りました。
2,980円というかなりのお買い得品にも関わらず、
6年目に突入していたのです。
とはいえ…。
私が先日テーブルからうっかり落としたりしなければ、
まだまだ現役だったのだろうなあと思うと胸が痛みます…。
はい、そのせいでこの間からぐらぐらしていたのが、
とうとう今日壊れてしまったのでした。
寿命ではなく、わたしのせいです…。


というわけで、夜中にもかかわらずアイロンがけの時間が浮いたので
久々にブログを更新してみようと思い立ちました。
あんまりにも長いこと放っておいたので
私自身ブログをつけていたことを忘れてしまうくらいでした!


けれど最近は本当に忙しくてちくちくの時間がなかったので
何も新作はありません。
ただ、面白いことはたくさん私の周りで起きました。
先日沖縄に帰ってきていた妹に話したら、
一緒にいたお友達に「おねえちゃんの周りでは面白いことがたくさん起きるんだよ!」と
訳のわからない自慢?をしていました…。


と、いつものように前置きが長いのですが、
先日、結婚式に参加するために石垣島へ行きました。
まず、行きの飛行機で信じられないようなことが。

某航空会社を利用したのですが、
チェックイン無しでそのまま保安検査場に通れるタイプで予約。
でも用心深い私は、一応自動チェックイン機で二次元バーコードをかざし確認。
当然、「チェックインの必要はありません、出発10分前までに保安検査場へ」というような
メッセージが表示されました(…だから、ここでピッとかざしてたんじゃ意味がないのに)。

それでも私は、保安検査場に10分前って遅すぎないかなー、と思い、
早めに向かいました(どれだけ心配性なのか…)。
ところがそこには長蛇の列。
早めに来てよかったー、と並んでいたのですが、列は遅々として進まず。
けれど一応チェックインマシンは10分前と言っていたし、と我慢してましたが
12分前になったときにこれはまずいかも、と思い
係のお姉さんに「すみません、12分後出発の石垣行き○○便なんですが」と
声をかけると、「石垣行きはまだご案内していないので並んでいてください」と言われてしまいました。
そこで、一度抜けた列の後ろにまた並んでいると、
私の便の5分前の名古屋行きをコールしています。
お、じゃあまだ大丈夫なのかな?と思ったのと、係の方に声をかけたのとで安心していたら…。
いよいよ荷物を通すところで、例の二次元バーコードをピッとかざすと、
「通過できません」という文字が!!!
呆然とする私を見て、検査場の方が航空会社の方を呼びに走りました。

すると、やってきた先ほどとは別の係の方が、開口一番、
「お客様は座席の指定をされていませんので、飛行機は出発してしまいました」と!!
???

いえいえ、私は座席も指定したし、だってこわがりだから一人で乗るときは
必ず窓際を指定するの、だって早く乗っておいて離陸のときには眠っておきたいから、
通路側だと他の人に起こされちゃうでしょ…って、そんなことじゃなくて!!

「指定しましたけど…」と携帯の二次元バーコードと共に座席が表示されている画面を見せると、
『あ…、こちらの画面ではそうはなっていないのですが…』と。
いえいえ、そういう問題かな??
とりあえず、自動チェックインマシンにもかざしたこと、
保安検査場の列に並んでいるときに係の人に声をかけたものの並ぶように言われたこと、
座席も指定されている、と再度説明。
「出発してしまったことは仕方ないと思うのですが、どうしたらいいですか?」と聞くと、
『次の便は満席なので、その次の便に乗ってください』と!!
まーさーかー!
思わず、空港に迎えの予定もあること、その後の予定も詰まっているので
どうにか次の便に乗れるようにしてください、とお願いすると、
『確かめてきます!』とくるりと背中を見せて駆け出していってしまいました。

えーーーっ?ここで待たせるの??
あれですよあれ、検査場のあのアーチ状の金属探知機?の前。
たくさんの人が通っていく邪魔にならないように、
できるだけ小さくなって待たされる私。
なんだかめちゃくちゃ視線を感じます!!
まるで遅刻した人みたい…。早めに並んでたのにー。


しばらくそんな居心地の悪い思いをしていたら、また先ほどの人が戻ってきました。
そして、最初に言ったこと。
『お客様。確かに座席は指定されていました。』
…。そこ?
はあ、としか答えられない私。
『ですが、お客様のサービスは保安検査場でバーコードをかざすだけではなく、
チェックインが必要なご予約でした。チェックインがなかったため、飛行機が出発しました。』
というではありませんか。
???
私、さっき必要ないのにチェックインマシンを通したことも話したし、
座席指定のこと見せるために、その便利なサービスのマークもついた画面を見せたんだけど…。
何よりも、大切なのはそういう「誰のミスで何が起きたか」ということではなく、
私がいちばん早く石垣につけるようにするためにはどうするか、ということのはず。

とりあえず、携帯の画面をもう一度見せてサービスは確かなことを説明。
『こちらの控えではそうなってないのですが…』って、
そろそろ私も気持ちのとげとげ度がかなり上がって来てました。
それはそっちの問題では?
とにかく飛行機はどうなりましたか?と聞くと、
『係の者にも声をかけていただいたということで、
特別に次の便をご用意しましたので。』とのこと。
あーーー。どうも。
さすがに素直にありがとうと言えない私。
まず最初に、責められないためだとは思うけれど
こちらのミスと思われるところを突いてきた。
そしてこれだけやっておきましたから、と?

確かに航空会社にとってこんな例は一日に何度もある事例かもしれないけれど、
私にとっては大切な友人の結婚式に出るために
平日の仕事を残業して片付け、なんとか日程を空けて出かけたもの。
本当ならあわせて休みを取りたかったけれどそれも難しかったので
1泊しかできないけれど、できるだけ有効に使いたい、と
石垣にいる別の友達にも連絡して、ランチの約束もしていたのです。
それを、早く片付けたい、という態度がみえみえの対応。
ちょっと悲しくなりました。

これは、と思った私。
ちょっと意地悪だったかもしれないけれど、
後でお手紙しようと思い、「お名刺下さい」と言ってしまいました。
そのとき、話すことがことごとくその方に伝わらなかったからです。
すると、なんととどめの一言!
『あの、私は下っ端なので名刺は持っていません』
絶句…。
そんなこと、お客様に言っちゃだめ…。
下っ端、ってー。
じゃあ下っ端がこちらの一大事の対応したのか?!っていわれてもしょうがなくなっちゃう。
とりあえず、びっくりしたのですが、もう余計にお手紙したい気持ちになったので
しつこいかもしれないけれど、「では判断を仰いだ上司の方のお名前か名刺を」と言うと
『私は持っていません。』とキッパリ。
・・・。
ですよね。持ってちゃだめよ。
持ってても、あなたが誰かに渡しちゃダメ。
じゃなくて、もらってきてください、もしくは呼んできて下さい、ってことなんですけど…。

「もう、いいです…。」と気持ちがどんどん落ち込む私。
「次の飛行機に乗れるんですよね?」と聞くと、
『はい。』とその人は元気に。
あー…、そろそろ対応が終わりそうだから?とやさぐれ気味の私。
とりあえず荷物と私を通さなくてはいけないので、
『失礼します』と長い列の人をさえぎって、(謝って、そこ謝って!)
私に『どうぞ』と再度バーコードをかざすように言います。
思わずため息が出てしまったけれど、言われたとおりに携帯をかざして、
検査場の人に、バッグを横にしてもいいですか?と聞かれて「はい」と言っている間に…。
振り返ったら、なんとその航空会社の方は、いなくなってました…。

まだ出発もできていないのに、どっと疲れてしまった気が。
忙しいのね、そうよね。
だから対応早く終わりたかったのね。
わかる。わかるけど、私だって予約した便に乗りたかった…。


とりあえず搭乗ゲートに着きましたが、
そこで言えば上司の名刺を渡すようにしておきますとのことだったのだけど、
もういいや…と投げやりな気分になっていたのと、
せっかくお祝いの席に出るのだからもう忘れよう、と静かに座っていたら…。

『○○さまでございますか?』
と、男性の係の人が片ひざついて私の横に控えてるじゃないですか!

きゃーーー!
人が一杯いるところでそんなことしないでー。はずかしい…。


もう、その石垣行きの小さな飛行機で、私はかなり目立ったことと思います。
結局その上司の人に説明したのですが、その方はさすがに話が噛み合ったので
きちんと説明することが出来ました。

とはいえ。私は何かが欲しくて言ったのではなく、
???と思うことが多すぎたので話をしたのだけれど…。
飛行機に乗った後で、通路側の座席でしかもいちばん前だから
CAさんとがっつり向かい合ってるし、
全然リラックスできない状況で、
どうして同じ金額を払ってこういうことになるのかな?と思ってしまいました。
友達とのランチの約束も遅くなったし、
実はその後にもう一人会おうと思っていた友人には時間がなくなってキャンセルしたし…。
それでも、最初にきちんとした対応を受けていたらここまでやさぐれなかったと思うんです。
わたしだって、もしもっと早く列に並んでいれば、飛行機に間に合ったんだし。
それはわかっているので、相手ばかりを責めたりはしないと思うんです。

そして、その最初の対応した方ばかりのせいではないと思ったので、
「忙しくて仕事をただこなさなければいけない環境にも問題があると思うので、
その方ばかりを責めないでいただきたいんですけれど」とは伝えました。
ふー。
私の言ったこと、ちゃんと伝わってるかなぁ。


言った分、もしかしたら余計にいやな気持ちになったかもしれないけれど、
でも。
面倒だからと人に気持ちを伝えなかったり、関わりあいを持とうとしなかったり、
とりあえずやりすごしたり。
そういうことがどうも苦手な私です。

彼女が、将来素敵な対応が出来る人になってくれるといいなー。
(ってちょっと上から目線?すぎるかもしれないけど)
私も、人と接するときには気をつけよう。
人の振り見て…ってことですね。


そして、実はその恥ずかしい「片ひざポーズ」の洗礼を受けていたとき、
実は私は友達にメールしていたのです。
この便に乗る予定じゃなかった、というような内容を。
だってだって、私の意思じゃない便で、もしものことがあったら…と思ってしまって。
誰かに言い残しておかないと!(…なんで?)と状況説明。
今考えると、あほか…と思ってしまいますが、
そのときは日航機の事故のとき、坂本九さんは本当は違う航空会社を利用するはずだったのに
そっちに乗ってしまって帰らぬ人になってしまったんだった…とか、思い出して
すごーく怖くなってしまったのでした。
ってそれをメールしてどうする?なんだけど、今考えると!


とにかく、高いところが嫌いな私はフライトが苦手。
こんなに心配性な人もいるんですよ、航空会社のみなさん。
みなさんと違って、飛行機に乗るお仕事しようなんて考えたこともない人が。
でも沖縄に住んでいる以上、飛行機以外に選ぶ道はないことはしょっちゅう。
だから頑張って乗っているんです。
ね、そう思うと、ちょっとやさしくなれそうでしょ?
どうぞ、飛行機嫌いの私たちに、やさしい対応をお願いします。


長々と書いてしまいましたが…(もう朝が近い!)。
帰りの便では、同じ会社の素敵なCAさんに素敵な対応をしてもらうことになるのです。
そのことについては、また後で。
とりあえず、小鳥がさえずり出す前に、少し眠らなくちゃ…。










   


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Posted by sawako at 04:07│Comments(9)
この記事へのコメント
日航の事故が生々しく記憶に張りついてる世代です
同じ気持ちで飛行機を泣く泣く利用する者として
お気持ちお察し致します

完璧でなければ指摘してはいけないって事はないので未完成な人間同士が互いの為に人として高めあっていければいいですよね。
指摘された側も苦痛だけどする側も痛みが伴うのだから…私も指摘された直後は腐るんですがなるべく正しく受け止められるよう
何度も向けられた言葉を反芻するようにしてます
SAWAKOさんの気持ちもいつかきっときちんと届いて、その方の人生の糧になりますよ。
SAWAKOさんのような人達に私も糧を沢山もらった一人です。
ブログを読ませてもらって懐かしい気持ちになりました
Posted by 通りすがり at 2010年04月13日 05:21
ぬぬー!(怒)

と、一緒になってイライラしながら読んでいました。
そうそうあるある、こういう状況!

でも、ゴメンナサイ「ひざ立ち」で爆笑してしまいました。

もうミラクルの天才ですね。

向こうもそれなりに対応してるつもりでも
「どうしてそうなる!?」みたいな噛みあわなさと展開
あのやるせなさって独特な気持ちですよね。

自分も気を付けなきゃ。他の人にやってるかもしれません(^^;

でも、残念でしたね。
ほんとうに、「時間」は戻ってこないし
たまにしか会えないお友達となるとなおのこと。

さらに、事故、たまたま乗れずに助かったさんまさんみたいな方もいますが
自分が乗るつもりじゃなくて、しぶしぶのった便で事故だと
本当にやるせないですよね。

きっと、不運なミラクルが貯まったらラッキーミラクルが来るかも知れませんよ。
Posted by しおり at 2010年04月13日 10:23
 
はじめまして。
兎にも角にも、結婚式に間に合ってよかったです。
嵌まってしまっている時、私も時に、
何でこんなことしてしまったんだろう・・・と大反省することがあります。
とっさの判断や対応って、頭が回らない時もあるけれど、
気持ちさえちゃんと人と向き合えてたら、
いやな想いもさせずにすんだのにな・・・と。
おかしな応対をされた時、私もいつも「他人の振りみて~」が 小さな胸を過ぎります。
 
それにしても、さわこさんのミラクル、いつも楽しく拝見させていただいています☆
アイロンも、さわこさんとの生活、楽しかったことと想いますよ♪
 
Posted by mamio at 2010年04月13日 18:00
た、大変でしたね。( ̄◇ ̄;)

わたくし事ですが、その可愛いコースターに
意識は釘付けです。。)^o^(

離陸の時には、うひょ〜ってカメラ構えたくなるタイプです。
図太くて、すみません。(⌒-⌒; )
Posted by anne at 2010年04月13日 18:30
対応の係が明らかに悪いのに上から目線っていい気しないですよね(-_-;)

マニュアルを作るなりなりなんたりきちんと対応策を考えて改善してほしいですね

結婚式には間に合ったようなので良かったです
Posted by 夢路☆ at 2010年04月13日 19:13
私も同じことが那覇から札幌に帰る時にありました。確かにあの金属アーチで待たされる時間が恥ずかしい事この上なかったです。。。
そのあとは30分前に検査場を通って無事帰れてほっと一安心でした。
Posted by maki at 2010年04月13日 20:57
大変な思いをされましたね・・結婚式に間に合って良かったです!
                                               名刺を持ってないならメモを渡すとか、ミスはどちらにあるかではなくてお客さ
んに迷惑をかけてしまったことに対して誠意を持って謝るとか、もう少し機転を利かせてほしかったですよね・・。サービス業なんですから(^_^;)

たぶん、この人の対応の悪さは、会社に教育コストをかけるゆとりがないことも一因かも。
いまの会社って、教育をろくにせずにすぐ現場に行かせて、フォローもしないケースが多いのではないかと自分の体験からも思います。

こういう思いをさせてしまう側にならないよう、私も気をつけたいです!
Posted by yuko at 2010年04月14日 13:21
アイロン………(笑)
うちの犬に破壊された数々のオモチャを思い出しました。

飛行機は災難でしたね。
私も同じような想いをした事がありますが、イヤな想いは
残りますよね。
私の場合、上の方を呼んでいただき経緯を説明しましたが結局
それもマニュアル通り平謝りされるばかりで解決策や、今後の
防止策を提示してもらえず、クレーマーような扱いになっていく
自分が悲しかったです。
謝って欲しいとか、ミスされたから特別扱いして欲しいとか
言ってる訳じないんですよね。
失敗は仕方ないので、せめて物ではなく言葉通りの「誠意」は
見せてほしいですね。
ちなみに私の場合、結果的に全てがオジャンになってしまいました。
こうなったら思い出す度悔しいから、もう忘れるだけです(笑)

相手の立場になって考えられる人間になれるように私も気をつけます。
(相手の立場に〜とかって、子供の頃から言われてる事で、
 結局生きて行く上で大切な事ってずっと変わらないんだなと
 再確認してしまいました)
Posted by AiNE at 2010年04月15日 19:22
さわこさんの人柄に感動。

自分の行動に関係する、
色々な人の気持ちは考えてるし、
頭が良いし、凄いですね。

みんな、俺含め、さわこさんみたいなら良いなぁ
Posted by yoshiki at 2011年01月03日 06:07
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