ものごとの仕組み。

2009年08月23日/ よもやまばなし。

最近は、ものごとの仕組みについて考える機会が少ない気がします。
唐突ですが…。

携帯電話も音楽も、すべてボタンひとつで済む時代、
「どうしてそうなるんだろう?」という素朴な疑問一つ持たずになんでもプッシュ!
機械が壊れたらすぐに捨てて、新しいものを買う。
親切なのかその逆なのか…。
自分で考えるひまもないほど、全てが説明されてある感じ。
ご親切にありがとう、でも、1から100まで教えてくれなくても、
自分で答えを見つける楽しさもいいものだと思うのです。


小さい頃は、私よりよっぽど妹のほうが「なぜなにちゃん」で、
「どうして?どうして?」と聞きまくって周りの大人を悩ませていましたが、
今考えると私も「仕組み」というものに興味があったみたいです。


おばあちゃんの家のレンジでごはんを温めなおしたとき、
どうして明かりがつくのか、どうやってあたためてるのか不思議でならなかった日のことを
今でも覚えています。
幸いうちのお父さんは博識で、聞けばなんでも答えてくれたので、
そのとき「電子」という物質がレンジの庫内を飛び回る(?)ことによって
食品の分子とぶつかって摩擦を起こし、それであたたまる、と教えてもらいました。


おおおーーー!!!
ぶつかったら熱くなるの??すごい!
「分子」も「電子」も「摩擦」も知らなかった保育園生(…だったと思います)でも
お父さんの説明はすごくわかりやすかった(いつも絵を描いてくれました)。
食品の分子の隙間は小さいけど、それに比べて器のは大きいから、
摩擦がおきにくくて入れ物はあまり熱くならないんだよ。
おおおおおーーーーーー!
なんてかしこいの!すごい!


この、すこーん、と何かがわかったときの気分の良さ。
子供心になんだかごきげんで、帰り道の車の中で
妹と「まさつねつ~」と腕をがしがしこすっていたら
低温やけどのように赤くなってしまった、ちょっとお間抜けな思い出もありつつ。
そういうの、楽しいんだけどなあ。
しくみ、に興味を持つといろんなことが見えてくる気がするんだけど…。


あれ?何が言いたかったんだか忘れてしまいました…。
確か何か画像を載せようとしていたんだけど。
あ、思い出しました。
びゅんびゅんごまです。


絵本好きの私ですが、職場でどの絵本が好きか、という話題になり、
「びゅんびゅんごまがまわったら」の話をしたら、知らない人がたくさん!
まさか!小学校で作ったでしょう?
ダンボールや厚紙を好きな形に切って、色紙を貼ったりして、
中心部に二つ穴をあけて紐を通してできあがり。
紐をもってこまを回したら、紐がくるくるになるので、それから
両手で左右にひっぱったりちぢめたりすると、その名の通りびゅんびゅん回ります。

ものごとの仕組み。ものごとの仕組み。


これです!
仕組みはシンプルなのに、なぜか楽しくてびゅんびゅんしてしまうおもちゃです。
以前、ふと思いついて作り、妹に「びゅんびゅんごまがまわったら」の絵本と一緒に送りました。
懐かしい気持ちを共有したくて…。


むかし図書館で読んだ本って、大人になるとなかなか手にすることがないけれど、
いつもなつかしいその優しい言葉遣い。いいなあ。
そう思って、今でも週イチで図書館に通う私ですが、
大好きな本は手元に置いておきたい。でも自分ではなかなか買わないもの。
だから、人にプレゼントすることが多いのかな。


実は今も、注文した絵本が届くのを待っているところ。
とってもかわいくてすてきな本なのに、もう本屋さんでは取り扱ってないんですって。
届いたら、その本に載っているあるお菓子を作って、一緒に妹に送るつもりです。
だからタイトルはそれまで内緒。
ご紹介できるのを、しばしお待ちくださいね。


余談ですが、父に聞いて納得がいかなかった質問が、ひとつだけあります。
それは、「砂はなにからできているの?」。
その日は出かけるところで忙しかったのでしょう。
父は、「石!」と答えました。
「じゃあ、石は何からできてるの?」
「…岩!」
「じゃあじゃあ、岩は何からできてるの?」
「……砂!」
ええええええーーーーー???
この日ばかりは「すこーん」とわかる感じは味わえず、
お出かけ先の親戚の家でも、ずっと頭の中が?でいっぱいだった、小さい私でした。


 


同じカテゴリー(よもやまばなし。)の記事

Posted by sawako at 07:47│Comments(7)
この記事へのコメント
まだ高校生ですがなぜなに?は今では学校で習ったことを用いてあれは何々だからこうなんだ!と考えたりしています。私は学校で習ったことではわからない音楽に興味があります。これこそ私にとってなぜなに?の世界ですね。

私の母が保育士ということもあって小さい頃から絵本、紙芝居はたくさん読みました。『びゅんびゅんごまがまわったら』も印象が強い絵本の1つですね。
絵本をたくさん読んでいたからか本が大好きでもあります。綺麗な絵の本…人を感動させる本…本が生活の一部ですね。
Posted by さちこ at 2009年08月23日 08:10
はじめまして。

なぜなに?とは関係ないですが、大人になって読み返した絵本で、最近はまったのが、アーノルド・ローベルの絵本です。

がまくんとかえるくんのお話…。小学校の教科書に載っていませんでしたか?

息子に読んでやるために、図書館で借りたのですが、これが超ツボ!!

アーノルド・ローベルの絵本、全部大人買いしちゃおうかしら…なんて思っています。

機会があったら、読んでみてくださいね♪
Posted by てんまま at 2009年08月23日 10:35
またまた楽しく拝見させて頂きました。
凄くわかります。
考えることってすごく大事だと思うので考えずに便利に通り過ぎてしまうのは怖いなぁと感じてしまいます。

そしてSAWAKOさんの周りには素敵な人がたくさんいらっしゃって読んでいてほっこりします。
お父様も素敵ですね~。「砂はなにからできているの?」の答えには笑ってしまいましたが私が小さい頃私の両親も「なぜなに」に答えてくれる時は、SAWAKOさんのお父様の「砂はなにからできているの?」の答えに近かったように思います。(笑)

SAWAKOさんのブログを拝見して思い出したのですがびゅんびゅんごま、作った事あります!思い出して急に懐かしくなりました☆
私も絵本大好きでアーノルドローベルの「どろんここぶた」お気に入りでした。
ぼろぼろになった今も本棚に並んでいます。
妹さんへのプレゼントの紹介も楽しみにしていますね。
Posted by ミチコ at 2009年08月23日 14:40
びゅんびゅんごま!懐かしいですね~。
小さい頃、私も遊んだ記憶があります。
今度、親戚の子供に作ってあげようかな♪

絵本って大人になってから読むと、なんだかすごく新鮮な感じがして
面白くって。ついこの間、私も友達とそんな話をしていたところです。
私が子供の頃よく読んでいたのは、ぐりとぐらシリーズ。
あと、つきのぼうやっていう絵本がすごく好きでした。
本の形もすごく素敵で。

もうすぐsawakoさんの手元に届く絵本はどんな本なんでしょう。
楽しみにしています!
Posted by けめ at 2009年08月23日 22:46
好奇心・絵本,気になるキーワード。
とっても,楽しく読みました。
確かに,抱いていた疑問が解けたときって,とても,楽しい。
身近なものや,日常に絡むものほどそうかも。

それにしても,sawakoさんと妹さんはいつ拝見してもとっても仲良しですね。
私も姉がいて,買い物行ったり,ご飯食べたり,
読んだ本の話や,フィギュアスケートの話をして盛り上がったり・・・

そんな姉と2人のお気に入りは「元気なマドレーヌ」と「すてきな三人ぐみ」。
sawakoさんのお気に入りの絵本。
とどいた時の日記を楽しみにしてます。
Posted by マノマノ at 2009年08月24日 22:31
はじめまして。

sawakoさんのブログはとっても優しくて
せかせか生きてる私は、なんだかとっても嬉しくなります。

「ぶんぶんゴマ」作りましたね!!
来月、姪っ子が出来るので、ブログに載ってる様なかわいいぶんぶんゴマを作ってあげようかなって思いました。
まだ早いですけどね・・^^;
見てるだけでもいいかも?

なぜなに?は小さい頃より今の方が多いです。
小さい頃は波風立てずに生きてましたから・・・・。
今取り戻そうとしているのかもしれないです。
それもまた人生ですね~。

sawakoさんが楽しみにしている絵本楽しみです^^
Posted by ひょっこ at 2009年08月25日 00:02
こんにちは。
わたしもなぜなにちゃんで、小さい頃は父親にいつも質問をしていました。

大きくなった今でも考えすぎてしまう傾向にあるようで、友達に考えすぎだと言われたりします。(言われた時は、本人は普通だと思っていたので、衝撃でした。)

砂の件はお父様よっぽど急いでたんですね。禅問答みたいになってて笑えます。
びゅんびゅんごま!
懐かしい〜!
初めて作った時は、ずっとびゅんびゅんしてました。
絵本も楽しみにしてます☆
Posted by chiho at 2009年08月25日 11:14
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。