ふわふわコットンテイル

霰粒腫。
調べてみました。
眼科で聞いたときは、どんな漢字だかわからず…。
「さんりゅうしゅですねー」
それってなんだろう？？

２週間くらい前から、右目のうわまぶたに異物感があって、
まるでものもらいのように目が膨らんでいました。
でも１日で腫れはひいて、あとにはまぶたの上から触ると
コロコロしたボールが入ってるみたいな感触。

うん？なんだろう。

と思いながら、仕事も忙しく、土曜も出勤だったので
やっと今日、ランチタイムをずらして眼科に行ってきました。
そして言われたのが、「さんりゅうしゅ」。

お医者さん曰く、
「霰粒腫だと思うけれど、膿がまだ出てくる可能性はあるよ。
膿が出れば治るけど、でなければそれは組織になっちゃってるから
そのままにしておくしかない」とのこと。
そ、そのままって…。このボールを持ちつづけろと？？

まあ、そんなに目立つものではないけれど、
できることならないほうがいいのは当たり前です。
「膿が出るか、切開してみる？」

意外に思うかもしれませんが（？）、私は注射や献血、血液検査どんと来い、です。
全然こわくなーい。
針が刺さる瞬間、わざわざ見ちゃいます。
（いえ、見たいわけではないんだけど、どうやって入るのかなーって興味が…）

間髪いれずに「ぜひお願いします！」という私に、ちょっとひるむお医者さん。
「ちくっとするからね」
「たぶん、急に動きたくなると思うんだけどがんばって」
「後ろから看護士さんがおさえるけど心配しないでね」
等々、とっても気遣ってくれました。

とはいえ、切開とはいっても、ほそーい針でちょこっと穴をあけるだけ。
目の中だから私は見えないし…。
ちょいっとまぶたをひっくり返してちくっとするだけ。
なーんだ。切開っていうからどんな手術かと思っちゃった。
なんだか余裕しゃくしゃくの私。
実際、針でちくっとしたけど、痛くもないし、
リアクション女王の私出も、後ろから頭をおさえられてるから全然動くこともなく…。
お医者さんが拍子抜けするくらいあっさり終わってしまいました。


さて、症状のほうですが、切開して膿が出たら万歳、ということだったんですが
半分くらいしか出ない、とのこと。
その他はもうかたまって組織になりつつある、とか（ほんとかなあ）。
ざ、ざんねんながら、今後の人生、今より少し小さくなる（予定）のボールを
持ちつづけることになったみたいです。

今日は２時間おきの消炎目薬と、寝る前に軟膏。
１週間で治るみたいですが、少しでもボールが小さくなるように
たくさん膿が出てくれるといいなー（きれいな話じゃなくてごめんなさい）。

思わず、小さい頃にひざにおできができたときに
母がぬってくれた「たこの吸出し」を思い出してしまいました。
あれ、よく効いたなあ…。
とつぜんひざ小僧に出来たおできで、小学校近くの整形外科に連れて行かれたら、
「はい見せてー」といわれて素直に見せたら、その瞬間メスで切り開かれました…。
あの悶絶具合、小学校二年生だったけどいまだに忘れられません。
その病院のリノリウムの床の色まで思い出してしまいます。

その後、しばらく通わないといけなかったのですが、
普段おとなしかった私もこのときばかりはこの整形外科に近づくことも断固として受け入れず、
おうちで地道に自分のペースで膿をしぼりだしていたら、
母がかわいそうに思ったのか、それまで家にあったこともしらなかった
件の「たこの吸出し」を取り出して塗ってくれたのです。
緑色のその軟膏はとっても気持ち悪く見えたけれど、
あっという間に膿を吸ってくれて、翌日はうそのようにおできが小さくなっていたんです。
それ以来、私はたこの吸出しに夢中でした。
あらゆる人にすすめた覚えがあります…。
「たこの吸出し」に夢中になる小学二年生ってどうなの…。

話はそれましたが。
今回はひざじゃなくて目の中です。
さすがにあの怪しい緑色の軟膏は使えません（色の問題じゃないですね）。
…あああ、目の中じゃなきゃなあ。

どなたか、「眼軟膏・たこの吸出し」を開発してくれないかなあ。
できれば、今日あすにでも！！
この年になって、こんなにこの軟膏を恋しく想うとは…。
人生ってわからないものですね（おおげさ？）。


　　　　

　　　　※参考資料…。