私はよく、ミラクルを起こします。
…というと、聞こえはいいのですが。
優しい優しい周りのお友達が、私が引き起こす失敗を「ミラクル」と呼んでくれているのです。
失敗、というよりも「ミラクル」と言うと、なんだか素敵なことのように聞こえるから不思議。
でも本当に、私の失敗はミラクルとしかいえないようなものばかりなんです。
そんなミラクルを披露したら面白いかもよ、と言われたので…。
まんまとカテゴリー追加してしまいました。
まず、ミラクルが起こりやすいのは、私の場合テニスコートです。
そうなんです。
小さい頃から運動音痴だった私なのに、テニスをしています。
この展開には自分でも驚いています。
友達に誘われて始めたのですが、私のブログに何度も登場する
ハチドリコトリ夫妻、やかぎ針編みYちゃん夫妻、U夫妻、Mちゃんと出会ったのもテニスなのです。
今考えると、ほんとに始めてよかった…。
けれど、テニスの腕前はと言えば…。
自他共に認める運動音痴なので、まあミラクルは起きますよね(当然です)。
テニスなのにぶんぶん空振りとか、
ボールが突然消えたりとか…。そんなのしょっちゅうです。
(消えるボールは、残念ながら私が打ったスマッシュとかではなく、
こちらに打たれてくるボールを、
私自身が、見失ってきょろきょろしちゃうんです)
中でも、みんなのお気に入り(?)は、「四角い魔球」です。
これは、「消える魔球」の後にやって来りと決まっています。
まず、私はよくボールを見失います。
きっと私が野球をして、バッターボックスに立っていたら、
相手のピッチャーは頻繁に「消える魔球」を投げられることでしょう
(…つまり、私が勝手に見失うだけなんですが)。
テニスの場合、ネットを越えてこちら側のコートに来たボールが、
私にとってだけ「消える魔球」となります。
そして、それが「四角い魔球」に変わるとき。
それは、いつの間にか変身します。
その瞬間は、見ることができません。
なぜなら。
「消える魔球」を勘だけで打ったとき、本当にボールは消えるからです。
衝撃は感じたので、空振りではない。
でも打ち返せてもいなければ、ボトンと下に落ちてもいない。
あれ??
一瞬、みんながぼうぜんとしたそのとき…。
私が手にしたラケットを見ると…なんとそこに四角い魔球がすでにいるのです。
さあ、みなさんまずはこちらの画像をご覧下さい。
この、「シャフト」とやらで形作られた、三角形の部分がありますね。
はい、そうです。
ここに、ボールがぐぐっ、と入り、丸いはずのボールが四角い顔して収まっているのです。
(ちなみに、三角のところに入っても、ボールは四角になります)
なぜ、こんな小さなところに、わざわざ…。
「フェイス」とやらでいいじゃないの、当たるなら。
わざわざそんなところに入らなくてもいいじゃない。
どうせ私の右手に衝撃を与えるなら、大きいところに当たってほしいのに。
そんな私の落胆具合なんて気にせず、ボールはそこで四角い顔して居座っているのです。
最初はそんな魔球に情けなくなっていたのですが、
ここ1年でたぶん4,5回も四角い魔球に出会ってしまったので、
最近ではすっかり慣れてきてしいました。
とはいえ、私は大まじめにテニスに挑んでいるのに…。
すっかりお笑い担当です。
みんな、私のミラクルを楽しんでいる様子。
もう始めてから1年半も経ちますが、未だまともにボールを返すこともできない私ですが、
ぜーんぜん怒ったりしないで私の失敗…もとい、ミラクルを笑い飛ばしてくれる、
優しい仲間に心から感謝です。
まだまだへたっぴな私だけど…。
でもテニスがどんどん楽しくなってきています。
「好きこそものの上手なれ」を信じ、日々精進していくから、
私がミラクルを起こしてもどうか笑い飛ばし続けてね。
数え上げたらキリがない私のミラクル、
また気が向いたら書いてみたいと思います。